迷惑行為ランキング

日本民営鉄道協会では、毎年、定例的に実施している「駅と電車内のマナーに関するアンケート」の結果に基づき、鉄道を利用するときに迷惑と感じている行為をランク付けし、公表しています。この調査結果のことを「駅と電車内の迷惑行為ランキング」(略して「迷惑行為ランキング」)と呼んでいます。

駅や列車内で乗客同士のトラブルが発生すると、鉄道の安全運行や定時運行に大きな支障を及ぼすことがあります。こうしたトラブルは、お互いにちょっとした配慮があれば防ぐこともできることから、民営鉄道各社は、単独で、または共同してマナーの向上を訴えるキャンペーンを行ってきました。日本民営鉄道協会では、民営鉄道各社の取り組みを後押しするため、1999年に広報誌「さんぽけっと」(1998年~2005年に刊行された小冊子)の折り込みハガキを用いて「駅・車内での迷惑行為アンケート」を行い、翌年、その結果を「駅と電車内での迷惑行為ランキング」としてとりまとめ、公表しました。

このランキングは反響が大きく、2001年からは定例アンケートとして実施されることになりました。そのデータは、マスメディアのマナー特集や中学校の道徳副読本などでも活用されました。

「さんぽけっと」の休刊に伴い、2005年度から、アンケート調査の方法は日本民営鉄道協会のホームページ上で行うWEB調査方式に変更され、今日に至っています。現在、 「駅と電車内のマナーに関するアンケート」は、例年10月から11月の2カ月間行われ、「迷惑行為ランキング」は、その年の12月中旬頃に発表されています。

主な迷惑行為として、座席の座り方(詰めない・足を伸ばす)、乗降時のマナー(扉付近で妨げる)、荷物の持ち方・置き方、スマートフォンの使い方(歩きスマホ、混雑時の操作)、騒々しい会話・はしゃぎまわり などが、近年上位を占める傾向にあります。

民営鉄道各社は、こうしたランキングのデータを活用しながら、マナー向上のための啓発活動に取り組んでいます。

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駅貼りポスター
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中吊ポスター

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