パークアンドライド
通勤するときに、自宅から最寄駅まで自家用車を使い、駅の駐車場に自家用車を止めてから公共交通機関に乗り換え、都心や中心市街地の勤務先に行く交通行動のことを「パークアンドライド」 (park and ride system)といいます。鉄道に乗り換えるときはパークアンドレイルライド、バスに乗り換えるときはパークアンドバスライドと呼ぶこともあります。
欧米の大都市周辺で、道路交通の渋滞と都心部の駐車スペースの不足からこの方式が普及しました。わが国では、郊外の駅周辺でも駐車場が少ない上に駐車料金も高いので、本格的なパークアンドライドに比べると、配偶者が自家用車を運転して最寄り駅まで送迎するパークアンドキスライド、自家用車の代わりに自転車を使うサイクルアンドライドのほうが多く見られます。
パークアンドライドは、一般に、道路交通の混雑緩和、交通事故の抑制、排気ガスの削減などのほか、地方鉄道の利用促進にも一定の効果があると言われています。そのため、各地で整備が進められています。
