防音・防振軌道

走行する列車によって生じる騒音や振動を軽減するために開発された軌道のことを、一般に「防音・防振軌道」といいます。

主に高架橋や地下鉄のトンネル内に採用され、列車の走行に伴う騒音・振動を緩和する機能を持つことから「環境対策軌道」と呼ばれることもあります。代表的なものとして、①軌道を支えるコンクリート板の下に防振ゴムやばねを取り付け、地盤の振動を和らげる「フローティング軌道」や、②バラストを使わずPCまくらぎの下に弾性材を設置して振動と騒音を抑える「弾性まくらぎ直結軌道」などがあげられます。①は地下鉄で、②は高架橋上を走る新幹線や都市鉄道で主に採用されています。

また、既存の軌道の防音・防振対策として、バラスト道床軌道区間では防振シートを敷き、コンクリート道床区間では防振まくらぎに取り替えることも行われています。

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