橋梁
河川や谷、湖などを横断するため、または鉄道と道路などを立体的に交差させるために建設された構造物のことを「橋梁(きょうりょう)」といいます。
鉄道の橋梁は、過去に木製のものもありましたが、現在では、鋼製や、引張力の強化を図ったプレストレストコンクリート(PC)製のものが普通になっています。鉄道橋の構造は、桁(けた)を渡しただけの「桁橋」、桁の代わりに鋼材を三角網状に骨組みした「トラス橋」のほか、アーチ橋、ラーメン橋などに区分されます。技術の進歩から径間を大きくとったデザインの良い橋梁も多く見られるようになりました。
わが国で最長の橋梁は、JR東北新幹線一ノ関~水沢江刺間の「第1北上川橋」で、その長さは3,869mです。民営鉄道が走る橋梁(高架橋を除く)のうち最も長いものは、南海空港線などが走る「関西国際空港連絡橋」(3,849m)で、他に東京メトロ東西線の「荒川・中川橋梁」(1,236m)、近鉄名古屋線の「揖斐・長良川橋梁」(987m)などがあげられます。
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