踏切保安装置

踏切内の通行の安全を確保するために設備される踏切警報機や踏切遮断機などを総称して「踏切保安装置」といいます。いずれの装置も現代では自動化されています。

「踏切警報機」は、列車が接近していることを通行者に知らせる装置で、"カンカン"などの音や発声器からの音響と、交互に点滅する2灯の「赤色せん光灯」で報知するタイプが多く見られます。「踏切遮断機」は、列車が接近してくるとき通行者が踏切内に入れないように遮断する装置で、警戒色に塗られた遮断かん(桿)を昇降させる腕木式のほか、昇開式と呼ばれる方式があります。

こうした装置をどのように設けるかなどによって、踏切は、①第1種(第1種甲・第1種乙)、②第2種、③第3種、④第4種に分類されます(詳しくは「踏切」参照)。

なお、踏切保安装置と呼ばれるものには、ほかに踏切支障報知装置、踏切障害物検知装置、踏切警標、列車種別の選別装置など多くの装置があり、これらが相互に連動しながら踏切の安全を守っています。(→踏切列車種別の選別装置

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踏切遮断器と踏切警報器

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