戸閉保安装置
列車が一定速度以上で走っているとき、車掌が誤って客室ドアの開閉スイッチを操作してもドアが開かないようにするための装置のことを「戸閉(とじめ)保安装置」といいます。多くは時速5km以上になったら、電気的に開閉スイッチは作動しないようになっています。最近の車両には、乗客の安全確保のため、この装置が設置されています。もちろん、列車が駅で停車すれば直ちにロックは解除され、ドアを開くことができます。
新交通システムなどでは、車両の停止位置が正常の位置から一定範囲内以上ずれると、ドアが開かない装置もあります。