運転保安

列車を運転するとき、事故が起こらないように運転の安全を確保することを「運転保安」といいます。その基本的な要素は、人・物・作業方法といわれています。つまり、運転作業に適性を持つ者が厳しい訓練によって十分な知識・技能を身につけ(人)、最高の状態に保たれた車両や機械を(物)、適切な取扱い基準に基づいた正しい運転方法で扱い(作業方法)、運行することが重要です。民営鉄道の列車運行も、こうした運転保安を基本理念として実施されています。

最大の使命である列車の安全確保については一定のルールが必要です。国土交通省では、運転取扱いの技術基準を、鉄道営業法に基づく「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」と「告示」に定め、さらにその内容を具体化した標準的な解釈などで示しています。

鉄道事業者は、こうした法規などを踏まえ、各社で「運転取扱い実施基準」や「運転取扱い心得」という規程を定め、列車の安全確保に努めています。

より安心・便利な鉄道を目指して

  • 環境への取り組み
  • 安全への取り組み
  • 利便性向上への取り組み
  • マナーアンケートの結果