デッドマン装置
列車の運行中に、運転士が急病などで失神状態になったとき、ベルまたはブザーで警告を与え、一定時間以上これが確認されないときは非常ブレーキがかかる装置のことを「デッドマン装置」と呼んでいます。
運転士に荷重な負担とならないよう、主幹制御器に設けられたノブを押し続けるものや、足踏みスイッチを踏み続ける方法が一般的です。鉄道は大量の乗客を安全、確実に目的地に運ぶ役割があるので、安全装置も二重、三重となっています。
こうした安全装置は、JRや第三セクター鉄道では「EB装置」(緊急列車停止装置:emergency break device)が、民営鉄道や路面電車では「デッドマン装置」が用いられる例が多いようです。