ホーム監視カメラ
駅のホームに設置され、主に見通しのよくない箇所の安全を確認するために用いられるカメラ装置のことを「ホーム監視カメラ」といいます。一般には、対象をとらえるカメラ、コントローラー、画像を映し出すモニターなどからなっています。
ホームにいる係員にとって列車が発着する直前と直後のホームの監視は重要な業務です。特に、湾曲しているホームや、10~12両編成の列車が発着するホームでは、車掌の肉眼では全体を見通すことができない場合もあります。このようなケースでは、工業用テレビカメラとモニター装置を備えて、安全を確認しながらドアを開閉しています。通常はホーム1面に3~4台のホーム監視カメラがあり、駅務員や車掌がモニターを監視しながら合図をします。
ワンマン運転をしている地下鉄の列車などでは、運転士が車両のドアを開閉しています。そのとき、すべての扉周りを肉眼で確認することができない場合は、運転士は、監視カメラから無線で送られてきた画像を、運転台に設置されたモニターで確認します。
![144-1 ホーム監視カメラ.jpg](https://www.mintetsu.or.jp/knowledge/term/img/bda0cd45091ee340f6c02765f6752a8fb1bad1c3.jpg)
![144-2 ホーム監視モニター.jpg](https://www.mintetsu.or.jp/knowledge/term/img/12a0f462bc9e893b5bfcac37f2afdf36d1dbcb8a.jpg)