列車事故

国土交通省令「鉄道事故等報告規則」に定めている鉄道運転事故のうち、①列車衝突事故、②列車脱線事故、③列車火災事故の3種類をまとめて「列車事故」といいます。路面電車(軌道事業)の場合は「車両事故」といい、「軌道事故等報告規則」に規定されています。

最近10年間(2010~2019年)の事故発生件数を見ると、列車衝突事故が2件、列車脱線事故が81件、列車火災事故が4件となっています。路面電車では、車両脱線事故が5件発生していますが、車両衝突事故と車両火災事故は報告されていません(運輸安全委員会HPより)。

こうした重大事故が起こったときは、鉄道事業者は、「鉄道事故等報告規則」に定められた事項を国土交通大臣に届けなければなりません。また、事故の原因や被害の実態などを調査し、行政庁や事故を起こした関係者に事故の再発防止などを促すため、国土交通省の外局として「運輸安全委員会」が設けられています。

民営鉄道は、ATS(自動列車停止装置)、CTC(列車集中制御装置)などの安全運行システムや、列車無線などの通信設備で二重、三重に守られていますが、万一の事態に備えて乗務員、関係係員は常に列車防護の訓練をしています。(→鉄道運転事故輸送障害列車防護

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