付随客車

動力発生装置や運転室がなく、電動車や気動車にけん引されて動く客車のことを「付随客車」といいます。付随客車は、自力では走行することができません。

代表的なものには、蒸気機関車や電気機関車にけん引される客車があげられます。電車が主流になった今日、外見から付随客車と電動客車の見分けはつきにくくなりましたが、付随客車には電動装置などが見当たらないので、それとわかります。

新型車両を導入するときは、一般には電動客車、制御客車、付随客車を組み合わせて1編成分単位で導入する事例が多いようです。その場合、例えば8両編成であれば、前後(先頭と最後尾)が制御客車、中間に電動客車4両と付随客車2両といった形式になります。付随客車はモーターや運転設備がない分、電動客車や制御客車に比べて安く製造できますが、冷房装置などの車内設備は同じ水準です。(→電動客車

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