インバータ車

VVVFインバータ制御装置を備えた電車のことを、一般に「インバータ車」と呼びます。VVVFインバータ制御とは、1980年代に進歩したエレクトロニクス技術を応用し、インバータ(周波数変換装置)によって直流を交流に変換し、電車の加速力と速度に応じて電圧や周波数を変化させながら交流誘導モーターを動かすものです。

VVVFとは、可変電圧(Variable Voltage)・可変周波数(Variable Frequency)の頭文字を取ったものです。制動エネルギーも熱にして捨てず、電力として回生し再利用する省エネルギー型の電車です。車体の軽量化の効果と相まって、従来車に比べ、約40~50%程度のエネルギーが節約でき、それでいて乗り心地を損なわず、加速度や平均速度も向上しています。VVVF制御により、個々のモーター出力を高めることができるようになり、列車編成の中に占めるモーターのついた車両の比率も減少しています。最近の新形式電車は、ほとんどがVVVF制御を採用しています。(→回生ブレーキ

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