車両工場

一般に車両基地の中にあって、車両を分解し部品ごとに検査や修繕を行う施設を「車両工場」と呼んでいます。作業規模の大きい全般検査は車両工場で行われるのが普通です。なお、車両自体の製造工場ではありません。

民営鉄道の車両工場では、定期検査としての車両重要部分の点検・整備や車両全体の検査を行い、ほかに臨時検査、各種の改造、改装工事、特別修繕も実施されています。これらの作業は一定期間内にすべて完了させ、車両を再び現場に復帰させなければなりません。このため作業の集中化、自動化や新技術の導入など近代化が進んでいます。

中でも台車、車輪・車軸、主電動機などの作業はすでに自動機器が開発され、流れ作業による点検、整備ラインが確立されている車両工場が多くなっています。車両の定期的な検査は、日常的なものと、分解を伴う大がかりなものがあります。(→車両検査

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東急電鉄 長津田車両工場

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