新交通システム

従来の電車や路面電車などと異なり、自動運転ができるような新しいシステムを装備した中規模の軌道系輸送機関のことを「新交通システム」と呼んでいます。コンクリート製の走行路に案内軌条(ガイドウェイ)を設け、ゴムタイヤをつけた車両が案内軌条に誘導されながら進む方式が代表的です。

自動車による交通混雑の緩和や、排気ガスの抑制など環境保護のため、新しい交通機関として1981年に大阪(Osaka Metro南港ポートタウン線)と神戸(神戸新交通ポートアイランド線)で相次いで登場しました。関東では、1982年にディベロッパーの山万が、ニュータウンの中を走行するユーカリが丘線を開業しました。これは民間企業が実用化した初めての新交通システムです。

ユーカリが丘線や西武の山口線はワンマン運転ですが、横浜シーサイドラインは有人の自動運転、ゆりかもめは無人運転と、運転形態はさまざまです。また、鉄道事業法が適用されるものと、軌道法が適用されるものとがあります。(→自動運転ATO

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山万(ユーカリが丘線)

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