地下鉄

都市の地下部分に建設されたトンネルの中を走行する鉄道のことを「地下鉄」といいます。

街区が整っている大都市中心街の地上部分は地価が高く、用地買収も難しいため、新たに鉄道を敷設することは非常に困難です。それに比べると、地下にトンネルを掘るのは工事費が高くつくものの、都市環境を守り、騒音を防ぐなど、メリットが多いことから、19世紀後半から20世紀にかけて世界の大都市で地下鉄建設が相次ぎました。

日本で初めて地下鉄が走ったのは、東京地下鉄道株式会社の上野~浅草間(2.2km)であり、1927年12月30日に営業運転を始めました。ロンドンの地下鉄が世界で初めて開業した1863年から数えて64年後のことでした。

わが国の大都市では、第二次世界大戦後、自動車の急速な普及に伴い、慢性的な交通渋滞が社会問題となりました。渋滞を解消するために、道路交通の障害となる路面電車を廃止し、その代わりに道路の下に地下鉄を建設しようとする動きが活発となりました。1945年に開業した旧帝都高速度交通営団・丸の内線を皮切りに、三大都市圏では路面電車の撤去と地下鉄の建設が次々に進められ、その動きは全国の政令指定都市にも波及していきました。

今日では、札幌市・仙台市・東京都・横浜市・名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の各都市で自治体の交通局が、首都圏で東京メトロ(東京地下鉄)が、近畿圏でOsaka Metro(大阪市高速電気軌道)が、それぞれ地下鉄を経営しています。

なお、道路の下に敷設される地下鉄は、法規では「軌道」とされますが、実際には「鉄道」の規格で整備されています。このため、大阪メトロを除く地下鉄は、道路下における敷設を許可された「鉄道」として分類されています。(→軌道路面電車

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東京メトロ 丸の内線(旧車両、新型車両それぞれ)
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