第三セクター鉄道

第三セクター方式により設立・運営されている鉄道のことを、広い意味での「第三セクター鉄道」といいます。

そのうち、旧国鉄の民営化にあたり、"鉄道輸送に代えてバス輸送を行うことが適当"とされた「特定地方交通線」を存続させるため第三セクター方式に転換した鉄道を指して、狭い意味での「第三セクター鉄道」と呼ぶことがあります。

その第一号は、岩手県の三陸鉄道(旧盛線・宮古線・久慈線等)で、ほかに群馬県・栃木県のわたらせ渓谷鐵道(旧足尾線)、千葉県のいすみ鉄道(旧木原線)、静岡県の天竜浜名湖鉄道(旧二俣線)など30社以上を数えることができます。

第三セクターは、元々は地域開発や新しい都市づくり推進のため、第一セクター(国や地方公共団体)と、第二セクター(民間企業)が共同出資して設立された事業体をいいます。鉄道でこの形態の会社が話題となり始めたのは、旧国鉄の赤字線廃止の計画が具体化したころで、赤字線の存続を図ろうとする地方の関係者が、次々と第三セクター方式を発表しました。

わが国の鉄道は、伝統的に独立採算原則が適用されてきました。しかし、事業環境の厳しいローカル鉄道を維持・存続させるためには、公的支援などにより事業者の負担軽減を図ることも必要です。鉄道の第三セクター化は、こうした考え方から導入された手法のひとつで、地域の生活路線を守るため、地方自治体自らが鉄道経営に参画するものです。

今日では、新幹線の開通に伴い廃止される並行在来線区の存続を図るもの(青い森鉄道・えちごトキめき鉄道ほか)、大手民鉄ローカル線区を引き継ぐもの(四日市あすなろう鉄道・伊賀鉄道ほか)、経営再建を目指すもの(えちぜん鉄道・ひたちなか海浜鉄道ほか)など、様々な理由で広い意味での第三セクター鉄道に移行する事例が増えています。

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青い森鉄道
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えちぜん鉄道

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