BRT

バス車両、バス専用道、バス専用車線、バス優先信号などの公共車両優先システム(PTPS)などを組合せることで、速達性・定時性を確保し、輸送力を強化した新しい大量輸送システムのことを「BRT」といいます。 "Bus Rapid Transit"の略語で、日本語では「バス高速輸送システム」と呼んでいます。ブラジルのクリチバで初めて導入され、今日では多くの国で導入されています。

  わが国では、JR大船渡線(気仙沼~盛間)や気仙沼線(柳津~気仙沼間)で運行されているBRTが知られています。これは、東日本大被災で不通となった線路をバス専用道として整備したものですが、被災した鉄道路線の「仮復旧」としてJR東日本が道路運送法に基づく「一般乗合旅客自動車運送事業」の許可を受けて運行しており、鉄道事業法は適用されていません。

そのほかの事例として、日立電鉄線の廃線跡を利用した「ひたちBRT」、鹿島鉄道線の廃線跡を利用した「かしてつバス」などがあげられます。

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