輸送コスト

鉄道輸送サービスを提供するために必要な費用のことを総称して「輸送コスト」といいます。

鉄道経営には、線路や駅、車両、運行・通信施設、車両基地、修理工場など設備の維持、動力や照明のための電力、それに人的、動的なサービスなどに多くの費用がかかります。言い換えると、鉄道会社は、旅客輸送サービスを生産するときに、様々な生産要素(例えば、線路や駅などの「資本」、駅員・運転士・保線員などの「労働」、電気・重油などの「エネルギー」)を投入して生産活動を行っているわけです。こうした生産要素に係る費用を合計したものが輸送コストです。

民鉄では、自動化・機械化された列車運行システムの導入や自動出改札による駅業務の効率化・省力化、信号扱所の集中化、変電所の無人化、車両検修設備の近代化、保線作業の機械化など、総合的な合理化を進めていて、その実現率はすでに高い水準にあります。

一方、公共サービス機関としての鉄道は、早朝・深夜勤務や終電車後の保線作業が端的に示すように、典型的な労働集約型産業です。そのため、人件費など固定費の占める割合は他産業に比べて大きく、合理化努力を続けてもなお輸送コストの上昇は避けられない傾向にあります。民営鉄道は、こうした鉄道事業に内在するコスト構造を常に意識し、さらなる省力化のための技術開発や、従業員の生産性の向上に努めています。

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