運送契約

運送人が人や物品を運送することを約束して、その対価として相手方が運送賃を支払う契約のことを「運送契約」といいます。

運賃を払って電車に乗ることは一種の契約(旅客運送契約)であり、厳密に考えれば自動車を買ったり、住宅を借りたりする時と同じように、利用者と鉄道会社との間で契約書を取り交わし、署名、捺印する手続きが必要ともいえます。しかし、現実にはこうした契約を交わすことはありません。

実際には、運送事業者が、営業規則で決められている「運送条件」を、事前に一定の場所に公告し、旅客はこの条件を了解しているとの前提で、旅客輸送サービスを行っています。定型的な内容の取引条項を記載し、公告したものを「約款(やっかん)」といいます。民営鉄道各社の「運送約款」は、駅の事務所で閲覧することができます。

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