鉄道Q&A

公共交通機関の基本原則である「安全」を確保するため、民営鉄道はどんな努力をしていますか?

「安全の確保は、輸送の生命である。」という言葉を肝に銘じ、全社が一体となって日々の業務にあたっています。さらに、「運輸安全マネジメント制度」に基づき、経営トップから現場に至るまで一丸となって安全管理に取り組んでいます。

[解説]

公共交通機関の基本原則は、何よりもまず「安全の確保」です。民営鉄道各社は、「運転の安全の確保に関する省令」第2条に掲げられた安全要綱―「(1)安全の確保は、輸送の生命である。」、「(2)規程の遵守は、安全の基礎である。」、「(3)執務の厳正は、安全の要件である。」―に基づいて各社の安全規程を設けています。

大量輸送を使命としている鉄道は、事故の発生を未然に防ぐ手立てが二重、三重に施されなければなりません。さらに「確実性(時間の正確さ=定時性)」も重要な条件であり、鉄道は、ダイヤ通りに列車が運転されて初めて利用者の信頼に応えることができるといえます。この「安全性」と「確実性」は密接な相互関係にあり、いわば車の両輪です。また、近年では「快適性」に対する期待も年々高まっています。

民営鉄道各社は、車両の定期検査と修繕、鉄道施設のメンテナンス、鉄道職員の教育訓練、新技術の導入など日々の業務を通じて「安全・確実・快適」という課題に取り組み、改善しています。さらに「運輸安全マネジメント制度」に基づき、経営トップから現場に至るまで一丸となって"計画的・継続的な安全確保のための体制づくり"を進め、鉄道事故の撲滅を目指しています。(→鉄道用語事典「運輸安全マネジメント制度」)

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