鉄道Q&A

台風や地震などが発生した場合、列車の安全運行はどのようにして保たれているのですか?

雨量、風速、震度など、列車運行に関わるあらゆる情報は運行管理センター(会社によって運輸指令所と呼ぶなど名称はまちまちです)によって集約され、24時間体制で安全運行の確保に努めています。

[解説]

列車が、安全に、そしてダイヤ通りに運行できるように集中的に管理しているのが、通常TTC(列車運行総合制御装置・列車運行管理システム)と言われるシステムで、司令員(指令員)の監視のもと、安全運行を昼夜見守っています。

この列車運行管理システムとは、駅の信号機、ポイント、案内装置などをコンピューターで自動制御するシステムのことです。

また、気象庁をはじめ、沿線各地に設置している雨量計、風速計、地震計からも継続的に情報を収集していて、台風や地震などで警報が発令された際には、瞬時に各列車や各
駅、関係箇所に情報が伝えられ、すばやく対応することができます。

なお、地震時の対応として、震度によって一時停止(橋梁やトンネルなど危険な場所を除く)した後に注意運転を実施したり、震度が大きい場合は、徒歩点検による線路などの数時間に及ぶ安全確認を行ったりします。

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