表定速度

列車が駅間を走る時間だけでなく、これに途中駅の停車時分を加えた運転時間、つまり表定時間で列車の運転区間の距離を割って得た速度のことを「表定速度」といいます。

〇表定速度=運転区間の距離÷運転時間(走行時間+停車時分)

一方、「平均速度」は、運転区間の距離を実運転時間で割った速度を指すので、停車時分は計算に含みません。停車時分は停止してから動き出す瞬間までの時間で、駅ごとに乗降客数を基本に決められています。

〇平均速度=駅間(または運転区間)の距離÷走行時間

このため平均速度は表定速度を上回りますが、列車の速さを比べるときには表定速度を用いるのが一般的です。

速度には、このほかに「最高速度」があります。これにはカーブやこう配などの線区の線路条件によって定めたものと、車両の性能のひとつとして車両が出せる最高の速度を示すものの2通りがあります。

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