運転間隔

次々にやって来る列車が安全、正確に運行できるようにするため、列車同士で確保しなければならない間隔のことを「運転間隔」といいます。一般に、距離を単位とした「距離間隔」と、時間を単位にした「時間間隔」に分けられます。間隔を確保する方法として、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」では、①閉そくによる方法、②列車間の間隔を確保する装置による方法、などを定めています。

大都市の鉄道では、混雑緩和のため電車の運転間隔を2~3分程度まで短縮し、列車編成を10両、12両など長大化しているケースも見られます。一定の区間における先行、後続列車間の運行間隔を「運転時隔(じかく)」といい、その区間の駅の停車時間、列車の加速・減速性能、運転速度、列車の長さ、信号の機能などを総合的に検討して決められます。

また、列車運行本数とは、1路線で運転される列車本数のことを指し、運転間隔のほか、路線の距離、折り返し時間などによって決められます。大都市の民営鉄道では、朝晩のラッシュ時に運転間隔が最小となり、この場合、列車は1時間あたりの最大運行本数に達します。

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