輸送力

一般に、単位時間内(例えば1時間)に一定の区間内で、どれだけの旅客や貨物を輸送できるかを示す能力のことを「輸送力」といいます。旅客鉄道の場合、「輸送力=1本あたりの列車が収容できる人数×単位時間あたりに運行される列車の本数」として求めることができます。

似たものに「輸送量」という指標があります。これは"実際に運んだ人数"のことを示しています。これに対して「輸送力」は、"運ぶことができる人数(能力)"を示す指標です。

鉄道はもともと輸送力の大きい交通機関ですが、大都市の鉄道ではラッシュ時の混雑緩和を目指し、さまざまな方法で輸送力の増強に取り組んできました。大手民鉄でも、車両の大型化、車両の長大化、運転間隔の短縮、さらには複々線化などによって輸送力を高めてきました。その結果、近年では主要区間の混雑率(輸送人員÷輸送力)も着実に緩和されてきています。

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