乗降人員
駅で列車に乗車する旅客数(乗車人員)と、降車する旅客数(降車人員)を合計して「乗降人員」といいます。
駅ごとの1日平均の形でまとめることが多く、駅のコンコースをはじめ、各種の施設の設計に当たって基礎になる運輸統計です。
乗車人員のうち定期は、月割りにした枚数×60人(1カ月=30日=を毎日1往復)として算出します。定期外は、各駅で発売された普通乗車券、回数券、一日乗車券、団体券などの発売実績によります。
片道普通乗車券は1枚が1人、往復普通乗車券はその2倍、回数券は11倍、一日乗車券は5倍-などと換算します。
また、降車人員のうち定期は乗車人員と同じとみて、定期外は、「着札調査」によってどの駅から乗った人が、どの駅で降りたかの「着駅分布率」を割り出して算出します。
1日平均のほか、必要な場合には改札口別、時間帯別に乗降人員を調査することもありますが、最近では、自動改札機からの入出場記録データも広く用いられています。