避雷器
落雷による瞬間的な電圧の変化から機器を守るために設けられている装置のことを「避雷器」といいます。
落雷を受けやすい高層建造物の屋上に避雷針が取り付けられているように、鉄道も電車線路の最上部に架空電線を張り、ここに避雷器を設けたり、電車にも避雷器をつけたりして、列車を運行する上で重要な電気関係機器を落雷の被害から守っています。電車は直接落雷の被害を受けなくても、雷によって電車線に異常に高い電圧(雷インパルス電圧)が瞬間的に発生し、電気設備を損傷してしまう恐れがあります。避雷器は、雷インパルス電圧がかかると電流がバイパス円板を流れて放電し、電気関係の設備に影響しないようになっています。