バランサー(自動張力調整装置)

電車線の張力を自動的に調整するための装置のことを「バランサー」といい、日本語では「自動張力調整装置」といいます。

電車の屋根上にある集電装置(パンタグラフ)と接する電車線は、温度によってその張力が変化します。しかし、集電を安定させるためには電車線の張力が一定であることが望ましいといえます。また、電車線とパンタグラフが同じ状着で接していないと、電車線の摩耗が早まります。

そのため、バランサーという電車線の張力を一定に保つ装置が必要となります。バランサーは、その方式によって、①錘(オモリ)と滑車の原理を利用する「滑車式」、②スプリングの弾性を利用した「ばね式」、③「油圧式」に分類されます。本線や本線と交差するわたり線では「滑車式」が主流ですが、近年は「ばね式」も多く用いられています。

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バランサー

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