停車場

旅客の乗降、貨物の積卸などを行うために設けられた場所のことを総称して「停車場」(ていしゃじょう)といいます。

鉄道は人と物を運ぶ事業なので、旅客を乗降させたり、貨物の積み卸しをしたりする場所が必要です。こうした場所は、役割によって「駅」、「信号場」、「操車場」に分けることができます。「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」による定義は、次のとおりです。また、停車場のうち、転轍機・場内信号機・出発信号機などを設けない駅のことを、「停留場」と呼ぶことがあります。

①「駅」 :旅客の乗降または貨物の積卸しを行うために使用される場所

②「操車場」 :もっぱら車両の入換えまたは列車の組成を行うために使用される場所

③「信号場」 :もっぱら列車の行き違いまたは待ち合わせを行うために使用される場所

停車場の範囲は、単線区間では場内信号の内側、複線区間では列車の進入する方向の場内信号機と列車が出発する方向の場内信号機の内側、停車場区域標が設けてある場合はその内側です。

停車場には様々な分類方法がありますが、使用する目的に着目すると、普通駅(貨客両方を扱う駅)、旅客駅(旅客扱いのみ)、貨物駅(貨物ターミナルなど貨物扱いのみ)、貨車操車場(かつての貨物ヤード)に分けることができます。このほか、観光シーズンなどのある時期だけ一時的に客扱いする「仮停車場」もあります。

停車場は本線路の配線の型によっておおむね3つに分類されます。「頭端式」は、ターミナル駅など線路が行き止まりになっているものをいい、「通過式」は、線路が停車場の構内を貫通しているものを指します「折り返し式」は、線路が折り返し式になっているものです。

なお、路面電車の停車場のことを、「電停」と呼ぶことがありますが、これは通称です。(→

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駅(東京メトロ)
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電停(豊橋鉄道)

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