出札

旅客の求めに応じて乗車券類(乗車券と料金券)を発売することを「出札」といいます。出札業務には、運賃などの収受のほか、乗り越し精算も含まれます。

従前は、ガラス窓の仕切りをはさんで、駅係員が応対する方式で行なわれ、また、乗り越しなどの精算を行う精算処理は、旅客が乗降駅の改札を通るときと、車掌が車内で検札するときに行われていました。

近年、出札システムの機械化が急速に進み、多くの駅で出札機器が導入されています。代表的なものに、旅客自身が操作する「自動券売機」と「自動精算機」があります。最近では、クレジットカードを用いたキャッシュレスでの購入も可能となっています。

また、大都市の鉄道では、出札業務と改札業務の自動化を図る「自動出改札システム」の導入が進んでいます。駅務処理コンピューターと駅務機器(自動券売機・自動精算機・自動改札機など)がネットワークによって結ばれ、機器の集中管理、収入管理などが行われるようになっています。(→改札

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自動券売機
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自動精算機

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