駅前広場

鉄道と道路交通(バス・路面電車・タクシー・自家用車など)を結ぶ交通結節点として、鉄道駅の前に設置される広場のことを「駅前広場」といいます。一般的には、道路の一部として都市計画決定されます。駅前広場は、敷地が鉄道会社の所有であっても、利用者にとってはパブリックな空間であり、駅前の通路というだけでなく、待ち合わせ、休息、憩いの場にもなっています。

わが国では、戦災復興事業の一環として駅前広場の都市計画決定が急増した後、都市への人口集中やモータリゼーションが著しく進んだ高度経済成長期にかけて、多くの駅前広場が作られました。1980年代以降は、駅前の再開発・土地区画整理事業や連続立体交差事業とあわせて整備が進められました。

近年では、街のシンボル機能や市民の交流機能を備えたり、緊急時の避難場所として想定されたりしたものなど、交通結節点以外の役割を併せ持つ駅前広場も見られるようになりました。

19 -駅前広場(小田急電鉄 成城学園前).jpg
駅前広場(小田急電鉄 成城学園前)

同カテゴリ(鉄道の駅)のその他用語

より安心・便利な鉄道を目指して

  • 環境への取り組み
  • 安全への取り組み
  • 利便性向上への取り組み
  • マナーアンケートの結果