共同使用駅

複数の鉄道会社が、駅の構内設備を共用している駅のことを「共同使用駅」といいます。

共同使用駅では、鉄道会社同士の取り決めによって、業務の全部または一部に受委託関係が発生するのが普通です。例えば、A社とB社の共同使用駅では、きっぷの販売、集改札、精算業務などをA社がB社に委託するなどです。一方の鉄道会社が、他の鉄道会社の駅務の代行を含めて一元的に扱う場合も少なくありません。

鉄道会社がそれぞれ施設を設けるのは経費が余計にかかり、業務も重複するだけでなく、乗客にとっても不便なことがあります。このような問題点を解決するため、共同使用駅を設ける場合には、連絡設備の設計や駅務の内容、その処理方法などについて会社同士で協議します。

その延長線上にある駅共同使用契約は、駅ごとに関係各社間で結ばれます。主な契約内容は、駅務の区分と範囲、共同設備の使用範囲と保守の範囲、共同使用負担費の算出方法と清算方法などです。(→

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