運転士

機関車、電車、気動車など動力発生装置を備えた車両を操縦する乗務員のことを「運転士」と呼びます。運転士になるには、試験を受けて国家資格の「動力車操縦者運転免許」を取得しなければなりません。

運転士には、安全を確保する責任が双肩にかかっており、安全運転の要として、仕事の内容はたいへん厳しいものがあります。運転席の近くに乗ると、「前方ヨォーシ!」、「出発進行ォー!」といった声が聞こえますが、これは運転士が信号や所定の確認事項を1つずつ発声によって点検するもので、「確認喚呼」などといわれるものです。

乗務につく場合は、乗務区(または列車区)に出勤し、その日の鉄道沿線の天候、工事などの状況を確認します。また、自分の健康状態も報告し、助役や副駅長の前で点呼を受けて乗務につくことになります。(→電車の運転免許

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