駅務員

駅の中で営業係として旅客サービスに携わる鉄道職員のことを「駅務員」といい、一般には「駅員さん」と呼ばれています。

営業係の職務は、国土交通省令「鉄道係員職制」に、「営業係は、駅長の命を受け、乗車券の発売、検査及び取集、旅客の誘導及び案内並びに荷物の取扱いの業務に従事する。」(第5条)と定められています。

実際の仕事は、改集札業務、券売機など駅務機器の取り扱い、乗り越し精算、忘れ物対応、駅舎やホームの管理、乗り継ぐ交通機関や駅周辺の案内、トラブルの対応、売上金管理など、実にさまざまです。

中でも、最も重要な任務は乗客の安全確保です。電車がホームに入ってくるときは、白(黄)線の外に出ている人はいないか、電車に接触しないかなど、安全を確認します。その後はドア開閉時や、電車の発車後の状況まで注意深く確認するなど、細かい気配りが必要です。

駅務員は、鉄道サービスの最前線で教育と実体験の積み重ねによって旅客輸送業務の基本を学び成長していきます。

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