駅長

鉄道駅における最高責任者のことを「駅長」といいます。駅長の職務は、国土交通省令「鉄道係員職制」に、「駅長は、運輸長の命を受け、駅務を統括し、構内の秩序を保持し、その所属係員を監督する。」(第4条)と定められています。

民営鉄道の駅長も、一般的には駅施設とその駅務、駅務員の管理、指導を任務とし、各社によって決められた責任と権限のもとで職務を行っています。駅長の任務は、駅の内部だけでなく、駅周辺や駅勢圏全体にも及んでおり、地域社会との接点となる大きな役割を担っています。

民営鉄道の場合、ターミナル駅を除くと、1人の駅長が複数の駅を同時に所管することも少なくありません。最近は情報化が進んだことから、駅単位でなく、駅務区単位で集中管理するケースが増えています。この場合は、助役や副駅長が駅長業務を補佐します。駅長は、地域社会との接触の機会が多く、地域の小中学生の団体利用や、商店会との折衝、沿線の観光地旅行のプロデューサーなどの役割も果たしています。

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