電車が走る仕組み
電車は、線路の上に設置してある電車線という電線から電気をとり入れながら走っています。
このため、自動車のように燃料を補充しなくても長い距離を走ることができる特徴を持っています。
鉄道会社の変電所では、電力会社の発電所から送られてくる力の強い電気を使いやすい電気に変えて、電車線や駅、信号機などに送っています。

運転席の様子
- <①ATS表示灯>
- ATS(自動列車停止装置) が作動すると、点灯します。
- <②連絡通話装置>
- 車掌や運転司令所との連絡などに使います。
- <③速度計>
- 電車の速度を表示します。
- <④圧力計>
- ブレーキやドアの開け閉めに使う空気の量を表示します。
- <⑤情報表示器>
- 電車全体の情報を集めて、見やすく表示します。
- <⑥運転ハンドル>
- 電車を動かすアクセルです。マスコン(マスター・コントローラー)と呼んでいます。
- <⑦逆転ハンドル>
- 前進と後進を切りかえます。
- <⑧ブレーキハンドル>
- 電車を止めるブレーキです。
※運転ハンドルとブレーキハンドルを一体化して、1本のハンドルで運転操作が行えるワンハンドルマスコンを採用している電車もあります。
- <車輪>
- レールという“鉄の道”を走るから、鉄道といいます。
鉄の車輪と鉄のレールだと、摩擦が少ないので、効率よく電車を走らせることができるのです。
運転席があるのは、電車の一番前。電車の先頭車両に乗ったときは、運転席の様子をのぞいてみてください。
※運転の邪魔にならないよう、静かに見ましょう。