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鉄道と環境

みんてつとカーボンニュートラル

地球温暖化を止めるため、世界中の国々がカーボンニュートラルに取り組んでいます。
2020年10月に日本政府も「2050年にカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しました。
私たちみんてつも、様々な取り組みを通して、CO2(二酸化炭素)の削減に貢献しています。
実は鉄道を普段から乗ることがエコにつながります。その秘密を紹介します!

CO2二酸化炭素(にさんかたんそ))の排出量(はいしゅつりょう)

多くの車や飛行機はガソリンなどの「燃料」を燃やしてエンジンを回転させ動いています。
燃料を燃やすため、走行時に多くのCO2が出てしまいます。
一方、電車はその名前の通り「電気」を使ってモーターを回転させ動いています。
燃料を燃やす必要がないため、CO2の排出量がとても少なくなります。
下の図のように、自動車や飛行機に比べると電車のCO2排出量は約1/5です。
普段のお出かけに電車を使うだけで、エコで地球に優しいお出かけになります。

回生電力(かいせいでんりょく)利用(りよう)

回生電力とは電車が減速するときに生み出される電気のことを言います。回生電力を有効活用することで、電気を上手に使い、電車を効率的に動かすことができます。
最近では、生み出された回生電力を貯めて、駅の照明などに利用する設備も導入され始めています。

(しょう)エネ型車両(がたしゃりょう)

材料を鋼鉄からステンレスやアルミ合金に変えて車体を軽くしたり、電気を効率よく使う装置を導入して、環境に優しい車両に進化しています。
昔の車両と比べて半分程度のエネルギーで走ることができます。大手民鉄では、約90%の車両が省エネ型車両となっています。

再生可能(さいせいかのう)エネルギーの利用(りよう)

駅や車両基地の屋根などに太陽光発電パネルを設置して、発電しています。作られた電気は、駅の照明や空調設備などで使われています。

車両(しゃりょう)のリニューアル

古くなった車両も再利用して、できる限りゴミがでないような取り組みも行っています。
古くなった車両を新しい車両に更新するときに、古い車両をすべてゴミとして捨てるのではなく、一部の部品を交換してリニューアルし、別の会社に譲渡したり、安い値段で販売しています。
新しい車両をつくる時にも、多くのCO2が排出されてしまうため、車両をリニューアルして、長く・大切に使うことで、無駄なCO2を出さないように工夫しています。
もしかしたら、普段のお出かけや旅行先で、生まれ変わった懐かしい車両に再会できるかもしれませんね!