運転士 の 仕事
運転士は、信号や制限速度を確認しながら、電車を安全に走らせます。毎日時刻表通りに電車が走っているのは、運転士のおかげです。
運転士になるには、国家試験に合格する必要があり、その後も定期的に訓練を受けています。
また、電車の乗り心地や節電にも配慮しながら運転をしています。
注意事項を聞く出動点呼
信号を指でさして確認

車掌 の 仕事
列車に乗り、お客様が安全・安心に目的の駅まで到着できるようにするのが車掌の仕事です。
車内放送やホームでのドアの開閉、電車が駅に到着・出発するときのお客さまの安全確認、停車位置の確認などを主に行っています。
また、車掌は車内の安全確認も行っており、地震などの災害が起こったときには避難誘導も行います。
停車駅の案内などの車内放送
ホームの安全確認

駅員の仕事
切符や定期券を販売したり、改札で切符の確認をしたり、忘れ物を探したり、乗り継ぎの交通機関や駅の周りの案内をしたりします。また、体が不自由な方の案内やお手伝いもします。ホームでは、運行情報のアナウンスや、お客さまが電車を乗り降りするときの安全確認をしています。
お客様へのご案内
安全を確認して合図

保線の仕事
電車はレールに異常があると安全に走ることができません。そこで、定期的に線路内を見回って、レールや枕木などの状態を調べ、レールのゆがみを直したり枕木を交換したりしています。こうした保線の仕事は、電車が走っていない夜中にも行われます。
線路補修作業
夜間の線路工事

電気・通信の仕事
電気は電車を走らせるエネルギー源です。その電気を電車に届ける仕事は、電車が走るためには欠かせないものです。
具体的には、電車に電気を送っている変電所や送電線、信号、踏切、通信設備の点検・整備を行っています。駅の照明・空調などの駅設備の点検・整備も行っています。
電車線検査の様子
軌陸車を用いた電車線検査

車両整備の仕事
お客様を安全に目的地までお届けする車両。「3か月以内に1回」「4年以内に1回」「8年以内に1回」等の検査周期に応じてすべての車両を点検・整備します。中にはすべての部品や装置を分解する大規模な点検も行っています。
また、日常的な点検のほかに、新しく作る車両の計画や設計も行います。
電車の床下点検の様子
パンタグラフ点検の写真

土木・建築の仕事
駅のリニューアルやバリアフリーの工事から橋やトンネルなどの維持管理まで行う建設のスペシャリストです。
工事の計画を立てるところから建設会社の人とのやりとり、工事現場の確認まで、建設に関するプロジェクトのまとめ役として多くの人と関わっています
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トンネル・橋の点検の様子

運行管理の仕事
時刻表通りに走っている電車の運転整理をはじめ、事故が発生した場合の緊急処置など、運行管理の仕事はお客さまを安全に運ぶうえで、とても重要な業務です。
「運転整理」とは、電車の運行を管理する「ダイヤグラム」が乱れた場合に、普段通りの運転に戻すための処置です。具体的には、電車の運転順序・行き先・到着線路の変更や運休などを行う業務です。ダイヤが乱れたときには電車が今どこを走っているのかをモニターしている「運転指令所」から、走行中の電車と直通の無線電話で、リアルタイムに適切な指示を送れるようになっています。
運輸指令所
信号扱い所の様子
