駅の異常時のための設備は他にどんなものがあるの?
駅のホームには「列車非常停止ボタン」を付けて、ボタンを押すことで乗務員や駅員に危険を知らせることができます。また、線路が曲線になって見通しが悪くなっている駅などでは、ホーム下にお客さまが転落したことが分かるマットを設置している駅もあります。
また、駅によっては、ホームの端にはホーム全体を見渡すことができるカメラが設置されています。車掌がドアを閉める際にお客さまの安全を確認するためのものです。
ホームが長い駅や、線路が曲線になっている駅において、見えにくい場所を見やすくします。
また、緊急時にホームドアを開くことができる脱出装置等も整備されています。
車内の異常時のための設備は他にどんなものがあるの?
なにか異常があった場合に車内の様子が分かるように、車内防犯カメラの設置が進んでいます。
また、カメラを設置することで迷惑行為を抑止し、車内セキュリティを向上する効果もあります。
異常時のために、駅員や乗務員は普段どうしているの?
鉄道会社では異常時のためにいろいろな訓練をしています。その中でも規模が大きいものとして「異常時総合訓練」というものがあります。
これは、鉄道事故が起きた場合にどうすればいいのかを学ぶ訓練で、鉄道職員以外にも消防署や警察署などとも協力して行うこともあります。
実際の事故現場では、人命救助と電車の運行再開が大切なので、いろいろな仕事を担当する人が連絡し合って素早く仕事をします。
踏切内の安全を守るための設備はどんなものがあるの?
踏切内で動けなくなった車、人などを自動的に見つける「踏切障害物検知装置」という装置がある踏切もあります。踏切の危険を検知すると、電車の運転士に危険を知らせます。
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