民営鉄道協会からのお知らせ

2009/07/29平成20年度 鉄軌道部門実績 及び 平成21年度 設備投資計画

大手民鉄１６社（東武・西武・京成・京王・小田急・東急・京急・東京メトロ・相鉄・名鉄・近鉄・南海・京阪・阪急・阪神・西鉄）の平成２０年度の鉄軌道部門輸送実績と営業収支実績、設備投資実績及び平成２１年度の設備投資計画が下記のとおりまとまりました。

１．平成２０年度 輸送実績（別紙１）
平成２０年度の鉄軌道部門輸送実績について、１６社合計定期外旅客は３９億８千５百万人（対前年度比１．０％増）、定期旅客は５５億６千２百万人（同０．５％増）で、旅客合計は９５億４千８百万人（同０．７％増）となり、４年連続の増加となりました。地域別では、関東９社で対前年度比１．０％増、関西５社では同０．５％減となっています。

２．平成２０年度 営業収支実績（別紙２・３）
平成２０年度の鉄軌道部門営業収支実績について、１６社合計営業収入は１兆６，３７１億円、営業費用は１兆３，４０９億円となりました。この結果、営業損益は２，９６１億円となりました。

３．平成２０年度 設備投資実績及び平成２１年度 設備投資計画（別紙４〜６）
平成２０年度は、輸送力増強工事や安全対策､サービス改善などに１６社合計４，０２５億円を投じました。平成２１年度は、１６社合計３，９５０億円を投じる計画です。

主な項目の詳細は次のとおり。

●輸送力増強工事
平成２０年度は、１，３２９億円を投じて、複々線化・複線化等の線路の増設や停車場改良、それに伴う電気施設の新設・改良、車庫などの新設・増備に努めました。平成２０年度の１６社の主要区間における最混雑１時間の混雑率（輸送人員／輸送力）は１５４％であります（別紙５）。平成２１年度は、１，０８７億円を投じる計画です。

●安全対策（踏切及び運転保安工事）
平成２０年度は、２，０６６億円を投じて、運転保安設備の整備や耐震補強工事のほか、線路の立体化による踏切道の整理などの工事を進め、安全性の向上に努めました。

なお、平成２１年度は、２，２０１億円を投じて、運転保安設備の整備を進めるなど引き続き安全対策の強化を図る計画です。

●サービス改善工事
平成２０年度は、５４２億円を投じて、エスカレーター・エレベーターの新設や増設を含めたバリアフリー化を進めました。その結果、平成２０年度のエスカレーター・エレベーターの設置駅数はそれぞれ６７９駅・８４３駅となっています（別紙６）。また、平成２１年度は、５８６億円を投じ、新たにエスカレーター設置駅を７駅、エレベーター設置駅を６７駅増やすなど、一層の整備促進を図る計画です。

詳細（別紙）はこちらをご覧ください