カーボンニュートラルへの取り組み

カーボンニュートラル実現に向けた行動計画

カーボンニュートラル実現に向けた行動計画


日本民営鉄道協会は、公共交通機関が果たすべき社会的責任として、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向けて民営鉄道業界のCO₂排出量削減に精力的に取り組んでまいります。

これまでも、当協会では経団連の低炭素社会実行計画(現カーボンニュートラル行動計画)に参画し、2020年度目標(フェーズⅠ)として設定した「運転用電力量使用原単位を2010年度比で5.7%削減」を達成しておりますが、今般、2030年度目標(フェーズⅡ)を前向きに見直し、新たに2050年カーボンニュートラルに向けたビジョン(基本方針)を加えた行動計画を策定いたしました。

カーボンニュートラル実現に向けた行動計画
カーボンニュートラル実現に向けた行動計画

日本民営鉄道協会は、公共交通機関が果たすべき社会的責任として、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向けて民営鉄道業界のCO₂排出量削減に精力的に取り組んでまいります。

これまでも、当協会では経団連の低炭素社会実行計画(現カーボンニュートラル行動計画)に参画し、2020年度目標(フェーズⅠ)として設定した「運転用電力量使用原単位を2010年度比で5.7%削減」を達成しておりますが、今般、2030年度目標(フェーズⅡ)を前向きに見直し、新たに2050年カーボンニュートラルに向けたビジョン(基本方針)を加えた行動計画を策定いたしました。

1.2030年度目標の前向きな見直し

  • ○「大手事業者全体の運転用電力に係るCO₂排出量を2013年度比で46%削減」を目指す
  •   電力使用量(CO₂排出量)の大部分を占める列車運転に要する電力を対象として、削減効果が大きい車両の省エネルギー化を始めとした以下の施策に取り組んでまいります。
  • 電力をより効率的に利用するVVVFインバータ制御・回生ブレーキの装備や車体の軽量化等による省エネルギー車両の導入
  • 非化石証書等の活用による再生可能エネルギーや回生電力を使用した列車運行
  • 加速時間の短縮による省エネ運転、需要の分散化等による列車運行ダイヤ・車両運用の適正化

2.2050年カーボンニュートラルに向けたビジョン(基本方針)

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向けて、以下の2点を基本方針といたします。

  • ○ 「CO₂排出量の最大限の削減」を図る
  •   1.で掲げた諸施策をさらに推進するとともに、鉄道事業の主たるエネルギーである電気事業者が供給する電力の脱炭素化を始めとして、再生可能エネルギー、省エネルギーに関する新たな技術開発や社会実装の検討が政府の支援により官民一体となって進められることを踏まえて、CO₂排出量の最大限の削減に取り組んでまいります。

  • ○ 「環境負荷が小さい鉄道の利用促進」を図る
  •   鉄道事業自らのCO₂排出量の削減は元より、排出原単位の高い輸送手段から環境負荷が極めて小さい鉄道にシフトすることにより我が国全体の排出量の削減に貢献することから、鉄道の利用促進に向けた施策に精力的に取り組んでまいります。